「お友達夫婦」という結婚の形もいい
2021/11/19
私たちは会員さんに対し
「たくさんの人に会いすぎないことが大事」と言っています。
例えば5人くらいのお相手候補に会ってみれば、
誰か1人くらいはいいと思うものです。
それは今までの蓄積から、
会員さんの傾向としてわかっていることです。
ところが、そのくらいの数の人くらいに会っても、
誰に対してもいいと思わない会員さんがたまにいます。
そのような「恋愛感情のわかない人」というのもいる、
それもわかっていることです。
そのような会員さんには
「あなたは誰に対しても恋愛感情のわかない人です」
ということを伝えています。
もちろん、それが悪いことではありません.
そういう人の婚活、結婚の形もあります。
女性の会員さんで40歳を超え、
バリバリ働いていて収入もある方がいらっしゃいました。
お父さんが亡くなられて、これからどう生きていくかを考え、
私たちの結婚相談所に入会されました。
今まで恋愛をしたこともないという方で、
難しいとは思いましたが
「少しでもいいと思える人に会うまでやってみましょう」
とサポートを開始。
最初にお伝えしたような方で、
何度かお会いしてもらううちに、
恋愛感情のわかない人なのだとわかりました。
その会員さんはお酒が好きな方で、
一度出会っただけの方と二度目に会う際に私たちは「
飲みに行っちゃおう」と話したところ、
そのお相手とのちに結婚されました。
20代の男性で、決め手は「飲んでいて楽しい」それだけでした。
なかなかに珍しいケースでしたが、
恋愛感情と言えるものがなくても、
「飲んでいて楽しい」それだけで幸せですから、
いうなれば「お友達夫婦」そういう関係も、
今の時代の結婚の形としてよいのではないでしょうか。
今の時代はさまざまな結婚の形があります。
「こういうものでなければならない」はありません。
コロナで私たちの生活にもいろいろな制限が生まれ、
普通が普通でなくなったことで、
普通の暮らしができることに「小さな楽しみ」を見つけ、
それを噛み締めた人は多いかもしれません。
この先、コロナが明けるとしても、
その気持ちを忘れないことが大事ではないかと思います。
特に結婚生活とは、一緒にいる時間が長いことで、
一緒にいることが「当たり前」になりがちです。
今の幸せを幸せと思える、感謝できることが、
幸せな結婚生活の維持のためにも欠かせません。